結局、ボクはコワーキングスペースをはじめる決断をしました。
決断するにあたっては、一応市場調査なんかもやりました。当たり前の話ですが。
ボクが使ったのはクラウドワークスのアンケートです。5,000円かけて100人に回答してもらいました。
アンケートの結果が悪ければ手じまいしようと考えていたのですが、結果は思っていたよりもよく、ますますコワーキングスペース立ち上げのほうに気持ちが傾いていきました。
本業の会社員でも思うのですが、アンケートはあまりあてになりません。
聞き方によるブレが大きく、答えるほうもそれほど真剣ではないため、参考にはなりますが色々な要素を考えて冷静に判断する必要があります。
と、言いつつ、結局、ボクはコワーキングスペースを立ち上げることにしました。
決断した理由は4つです。
①計算上、黒字化できると思ったため
家賃や諸経費から考えると、月12人の方が利用してくれれば黒字化となる計算でした。
12人なら街の規模、駐輪場併設の駅近物件という点からなんとか集まる気がしました。
というかすぐ集客できるような気がしてました。見通し甘いです。。。
また、ボクが見てきたコワーキングスペースは受付スタッフを置いていましたが、スマートキーを使って受付スタッフをカットすれば、固定費がかなり抑えられなんとかやっていけるのではと考えました。
②アンケートをはじめとする市場調査で「行ける」と思ったため
コワーキングスペース利用に月いくらまで出せるかのアンケートに10,000円までなら出せるという回答が多かったため、それを下回る7,500円/月という価格設定を考えました。
実際ボクの知る限りは月7,500円で24時間使い放題のコワーキングスペースは知りません。
コスパがよければ戦える。はず。そう思いました。
③自動化できる目途がたったため
会社員をやりながら、コワーキングスペースを作るにあたり自動化は絶対条件だったのですが、いろいろ調べてセサミというスマートキーを見つけました。
しかも、値段が1万円以下と安い。
セサミのおかげで自動化の目途がたち、ほぼほったらかしでも運営できるオペレーションの目途が立ちました。
④ワクワクしたから
自分でビジネスを立ち上げることに純粋にワクワクしました。
センスのいい施設を作ったり、店名を考えたり、HPを作ったり、そういうモノやサービスを好きに作るというところが自分でビジネスを立ち上げる醍醐味でありモチベーションとなります。
いろいろと妄想して大変ながらも楽しかったことを覚えています。
とはいえ、成功するかどうかはわかりません。
というか新規ビジネス立ち上げなんて8割がた失敗するでしょう。
ダメだったときのためことも考えておく必要があります。
そこで以下2つのルールを決めておきました。
①出すお金は100万円までに抑える
②3か月やって目途が立たなければ撤退する
ここまでがボクがとれるリスクの限界でした。
もちろん人生にリスクはないほうがいいですが、リスクを取らずに何もしないのも結局、後々後悔が残るので取れるリスクの範囲を自分で決めてその中でならチャレンジしていくしかないと思っています。
コワーキングスペースをはじめることを決断したボクは不動産屋さんに連絡し、敷金礼金等で約35万円を支払いました。
2021年2月下旬、コワーキングスペース立ち上げを考えだしてから2か月くらいが経っていました。
振込の際はちょっと手が震えました。
そういえば火災保険は必ず入らなければならず、相場は2万円くらいと聞いていたのですが、自分で安いところを見つけたら4,000円/年で入ることができました。(日新火災海上保険)
ビジネスとして成功するために、とにかくできるだけコストをカットすることを意識していました。